液内科

液内科について

血液疾患(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの腫瘍性疾患、貧血や血小板減少症)の急性期医療を行っています。血液内科病棟では一般病床に加え、無菌治療個室を有し、免疫不全の強い患者様の治療、管理を行うことができます。2025年8月に大部屋の無菌治療室を増設予定です。
近年は分子標的療法を中心とした新規治療により治療成績の向上が得られており、高齢患者様や合併症を有する患者様でも予後改善を目指すことが、以前よりできるようになりました。保険収載された新規薬剤は積極的に採用していますが、患者様個々人の病態、年齢、併存症、希望などを考慮した上で最善の治療を提供できるよう努めております。また外来化学療法や外来輸血を積極的に行っており、患者様が住み慣れた自宅・施設を拠点に治療することでQOL(生活の質)向上につなげられるよう努めております。
当院は救命救急センター、集中治療室との連携で院内・院外での重症化症例にも迅速に対応可能です。また、化学療法が困難となった悪性疾患の患者様も緩和ケア病棟※への入院を考慮することができます。また放射線科と連携し、放射線治療を行うことも可能です。
※対象患者様の詳細は緩和ケア病棟のページをご覧ください。

現在、70歳以下程度の患者様が対象となる造血幹細胞移植(骨髄・末梢血造血幹細胞・臍帯血移植)は実施していませんが、大分大学医学部附属病院、大分県立病院と連携し、将来的に移植が必要な患者様への強力な化学療法は実施可能です。大分大学医学部附属病院による定例会議に参加し、造血幹細胞移植やCAR-T療法が必要な患者様の情報共有を行っており、スムーズな連携が可能です。大分記念病院、南海医療センターなどの血液疾患診療施設や地域の病院、在宅診療所とも連携しながら急性期医療を維持しており、下記のように血液疾患の新規入院患者数は大分県有数です。また日本血液学会研修教育施設として血液専攻医の研修も可能です。

療実績

2024年 新規入院患者数  133件

悪性リンパ腫
56
急性白血病
14
多発性骨髄腫
14
骨髄異形成症候群
7
慢性骨髄性白血病
6
成人T細胞性白血病
4
再生不良性貧血
1
特発性血小板減少性紫斑病
6
その他の血液疾患
10
その他(感染症、救急疾患など)
15

療スタッフ

部長 長松 顕太郎(ながまつ けんたろう)
主な資格 日本血液学会血液内科専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医・内科指導医
臨床研修指導医
輸血 部長 吉田 奈津美(よしだ なつみ)
主な資格や所属学会 日本血液学会血液内科専門医
役職 名前 主な資格 専門分野
医員 丸山 莉果(まるやま りか)    

大分市大宇宮崎1509-2tel:097-569-3121(代) fax:097-568-0743

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JR敷戸駅より 徒歩15分 JR大分駅より タクシー20分

バス

宮崎バス停より 徒歩3分

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高速道路より→光吉ICをおりて車で10分
大分中心街から→JR大分駅より10号線を走り、車で20分