射線科

射線科について

放射線科の業務は、画像診断、低侵襲性治療の中核をなすInterventional Radiology (IVR)と放射線治療の3部門からなります。現在、放射線診断専門医2名と放射線科専門医1名の計3名が常勤しており、非常勤放射線科医のサポートを受けながら日常診療に携わっています。
画像診断部門では、CT、MR、核医学検査の読影に加え、生理検査技師が行う超音波検査のバックアップを行っています。
なお、画像診断読影レポートは翌診療日までにほぼ100%作成して依頼医に報告しています。
Interventional Radiology (IVR)はあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、日本語では「画像下治療」と訳されます。
X線透視やCTなどの画像ガイド下に細いカテーテルや針を使用し、出血に対する血管塞栓術や肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓療法、腹腔内や軟部組織の感染巣に対する経皮的膿瘍ドレナージなどが含まれます。
からだへの負担が少なく、高齢の患者様も安心して受けられる治療法です。
放射線治療は低侵襲性治療の中核を担っています。体外から放射線を照射し、がん病変に対する根治的治療を図るものです。
マルチリーフコリメーターを使用することにより正常組織への被曝線量を低減し、病変部に選択的な照射を行うことが可能となっています。
また、がんによる症状を和らげる目的での緩和照射も行っています。
なお、放射線治療は2025年7月上旬に放射線治療計画装置の故障により一時中断していましたが、同年12月より新しい治療計画装置が導入され、再開しています。

療内容

画像診断部門

画像診断機器に関しては、2021年に256列dual-energy CTが導入されたのを皮切りに、2022年に3T MRI機器、2024年に新世代320列エリアディテクターCTが導入され、現在フル稼働しています。
また、2025年の3月には核医学検査装置が更新され、最先端の医用画像ネットワークのサポートとともに最高の画像診断環境が整備されました。
放射線診断専門医が質の高い画像診断レポートを作成しており、特に膵臓疾患の質的診断や術前評価に関しては、現在西日本で唯一の日本膵臓学会認定医指導医(診断・IVR部門)の資格を有する放射線科医が携わっています。
また、画像診断報告書(+病理診断報告書)の確認漏れ等の対策を講ずるため報告書確認対策チームを立ち上げ、安心・安全で質の高い医療を推進しています。

IVR部門

血管系IVRに関しては、肝細胞がんに対する肝動脈化学塞栓療法(TACE)、内視鏡的止血が困難な消化管出血に対するマイクロカテーテルを使用しての緊急塞栓術、胃静脈瘤に対するバルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(BRTO)などの低侵襲性治療を行っています。また、婦人科医の常勤に伴い、近年子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)を積極的に取り入れており、良好な治療成績を収めています。1泊2日の入院で治療ができる点が長所の一つでもあります。

放射線治療

2025年12月より新しい治療計画装置(Varian社製、Eclipse)の導入に合わせ、放射線治療体制が大幅に変わりました。現在、非常勤の放射線治療専門医が週3回(火曜~木曜)、検査前診察を行った上で、綿密な治療計画を立ててから治療を開始しています。前立腺がん、乳がん、悪性リンパ腫等の腫瘍性病変に対しての根治治療を中心に行っていますが、がん病変による症状軽減を目的とした緩和照射も行っています。原則、通院にて1日1回の放射線照射を行いますが、1回の治療時間は数分程度で済みます。
放射線治療の副作用としては皮膚の発赤やかゆみ、ひりひり感(皮膚炎症状)などがありますが、治療終了後しばらくして症状は軽くなる傾向にあります。放射線治療専門医が定期的に診察して症状に応じて対処いたしますので、ご安心ください。

療実績(2024年度)

CT検査
16,107件
MRI検査
4,388件
核医学検査
250件
一般X線撮影
14,428件
X線造影検査
1,726件
放射線治療
69名(1,278回)
画像診断レポート作成
20,738件

療スタッフ

副院長
統括管理部長
松本 俊郎(まつもと しゅんろう)
主な資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本IVR学会専門医
日本核医学会専門医
日本超音波医学会専門医
日本消化器がん検診学会認定医
日本膵臓学会認定指導医
診断部
部長
小松 栄二(こまつ えいじ)
主な資格 日本医学放射線学会放射線診断専門医
日本IVR学会専門医
画像診断検査前診察担当 矢野 達彦(やの たつひこ)
主な資格
役職 名前 担当
非常勤医師 香泉和寿、脇坂昌紀 画像診断読影+放射線治療
非常勤医師 小野麻美、梶谷元政 画像診断読影
非常勤医師 山田雅文 画像診断検査前診察+読影

※大分大学医学部放射線医学講座から放射線診断専門医、放射線治療専門医の派遣あり。

大分市大宇宮崎1509-2tel:097-569-3121(代) fax:097-568-0743

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